弘前市立図書館へ行ったついで、観光館で伝統工芸品を見学してきました。

場所はこちら。
どちらも同じ敷地内にあります。
こちらは明治39年に建てられた、旧図書館。
敷地内には
山車展示館 もあります。 入館料はどちらも無料です。

観光館内。
レストランやお土産コーナーがあります。
ヒゲの殿様、津軽為信の像と人形ねぷた。

津軽為信像の後ろの階段を上ると、伝統工芸品展示コーナーです。

まず目に留まるのは、津軽塗の直方体、津軽塗りタワー。
説明文はありませんでしたが、各辺の比が 1:4:9 くらいに見えます。
これは、「2001年宇宙の旅」の
モノリス をイメージしているのではないでしょうか。
筆者は、「技術の進化を願う象徴」と解釈しました。

伝統工芸品展示コーナーの主役、津軽塗の工程を再現した展示です。

全48工程。

「塗り」と「研ぎ」を、気が遠くなるくらい繰り返して作られます。

完成した重箱。
説明文によれば、漆の完全硬化には更に半年かかるそうです。

馬鹿丁寧な作業を繰り返して作るので、津軽塗りは別名「馬鹿塗り」とも呼ばれます。
良い名前とは思いませんが、馬鹿正直に作られた本物ということです。
実物を前にすると、色の深さと質感の高さに感心させられます。

展示の横には、販売している品も飾られています。
手作りなので、すべて1点もの。
模様がまるで 天の川銀河 のようです。

館内には他に、 ブナコ や こぎん刺し 、 鳩笛 の展示もあります。

1階のお土産コーナーが賑わっていても、2階の展示コーナーは空いていました。

存在が気づかれていないのかも知れません。 もったいないです。
階段前に大きな誘導の張り紙等があれば、親切だと思います。

観光館2階は、無料で地域の伝統に触れられる、穴場でした。
おすすめです。
【楽天市場】 弘前の刀鍛冶 二唐刃物鍛造所作 日本刀の技法で作られた津軽塗柄ペーパーナイフ 暗紋 【楽天市場】 イタリア AURORA (アウロラ) 社製 特別生産品 津軽塗万年筆 紋紗【楽天市場】 ブナコ BUNACO 天然ブナの木目が浮かぶ柔らかな光 ペンダントランプ
スポンサーサイト