6月12日、つがる市木造 (きづくり) にあるベンセ湿原に、ニッコウキスゲ (日光黄菅、禅庭花) を見に行きました。

場所はこちら。
屏風山広域農道、愛称メロンロード沿いにあります。

メロンロードには、観光名所が複数あります。
最近、外国の方にも人気のある、高山稲荷神社。
遮光器土偶が発掘された、亀ヶ岡遺跡。
世界最大級の埋没林、等。

高山稲荷神社 (Takayama Inari Shrine) については、当ブログの
こちらの記事 をご覧ください。
異世界を垣間見られます。
埋没林については、近日記事を公開予定です。
久しぶりに会う、つがる市のキャラクター、
つがーるちゃん です。
つがる市で採れる農産物をモチーフにした可愛い女の子ですが、足がナガイモなので、ちょっと毛深いです。

メロンロードを進みます。
近隣にコンビニ等の商店は存在しません。
飲み物等、事前の用意をおすすめします。

この辺りは、屏風山とも呼ばれます。
植林された防風林を屏風に見立てたようです。
植林を命じたのは、弘前藩第4代藩主、津軽信政。
植林が始まったのは、1681年です。

それ以前、ここ七里長浜は、広大な砂丘に湿地が点在する荒れた土地だったようです。
七里長浜の名は、七里 (約28キロメートル) の砂浜が続くことから名付けられました。
七里長浜の出来島海岸です。

日本最大の砂丘は、青森県東通村の猿ヶ森砂丘ですが、ここ七里長浜は、それに匹敵する大きさだったようです。

現在、屏風山は、スイカやメロンが栽培される、広大な農地となっています。

ハマナスが咲いていました。

出来島海岸にある橋。
まるで、水平線の向こうに繋がっているように見えます。

橋の名前は、木造漁港大橋。

釣り人がいました。
ここは釣れそうですね。

寄り道はこれくらいにして、ベンセ湿原へ。

強風と時折降る小雨のため、空いていました。
トイレは駐車場の横にあります。

ベンセ沼。
風力発電のプロペラが、凄い勢いで回っていました。

展望台。

展望台からの眺め。
こちらが、ベンセ湿原です。

黄色い花が、ニッコウキスゲ。
見頃です。

木道があります。
行ってみましょう。

ちなみに、ベンセ湿原がある木造の地名は、弘前藩第2代藩主津軽信枚による亀ヶ岡城築城の際、湿地に木を敷いて道路としたことが由来だそうです。
亀ヶ岡城は、幕府から一国一城令が発令されたため、完成しなかったそうです。
一面のニッコウキスゲ。

終わりかけの花もあります。
今週いっぱいが見頃のようです。

ニッコウキスゲの花は、朝に開き、夕方閉じます。
明るい日中に訪れたほうが良いでしょう。

黄色いニッコウキスゲの季節が終わると、次は紫色のノハナショウブ (野花菖蒲) が咲くそうです。
初夏のベンセ湿原、おすすめです。

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