こぎんのいま展
- 2020/01/10
- 23:10
2019年12月21日から2020年3月31日まで開催されている、こぎん刺しの展覧会「 こぎんのいま展 」です。

開催場所は、西目屋村の道の駅「 津軽白神 」です。
雪が舞う、青森県道28号白神ライン。

道の駅津軽白神です。
訪れたのは、展覧会初日。
結構にぎわっています。

道の駅スタンプラリーのスタンプは、右の建物、インフォメーションセンター内にあります。

名物「目屋豆腐」の販売は、12月26日から。
今年の出来はどうでしょうか。

フードコート内、地元産石臼引きの十割そば、だそうです。
津軽ダムをイメージしたダムカレーもあるようです。

こちらの道の駅には、コーヒーの焙煎工場があります。
予約をすれば、見学や焙煎体験もできるそうです。

生のコーヒー豆がたくさん積み重ねてありました。

それでは、こぎんのいま展へ。

入場料は無料。
写真撮影も可能です。
会場は広くありませんが、展示は充実しています。

「こぎん」を漢字で表記すると、「小巾」または「小衣」です。
「こぎん」は「こぎぬ」が転訛したものです。
「こぎん」とは、本来、野良着 (仕事着) のことです。
津軽地方では、補強と防寒のため野良着に刺繍が施されてきました。
その技法は時代と共に洗練され、「こぎん刺し」「刺しこぎん」と呼ばれる文化に発展しました。

現在はその技法だけでなく、デザインを用いたものの総称として、「こぎん」の名前が使われているようです。

南部地方にも「菱刺し」という刺繍がありますが、津軽地方の「こぎん」とは技法が違うようです。
「南部菱刺し」は生地の偶数目を刺し、「津軽こぎん刺し」は奇数目を刺すそうです。

多様なデザインが生み出されています。

こちらは、家紋のようにも見えます。

ワンピース。

コーヒー豆の袋に毛糸で刺したそうです。
ライダースジャケットにケブラー糸のこぎんで補強、とか出来そうですね。

サッカー、柴崎岳選手のこぎん模様のスパイクです。
こぎん模様のオートバイヘルメットがあれば、欲しいです。

こちらは、靴に刺した本物です。
もったいなくて履けませんね。

星野リゾート 界 津軽 の透過照明。
光と影で作られたこぎん模様です。

土手町で衣料、手芸用品、書籍を販売していた、花邑 (はなむら) のロゴマーク、懐かしいです。
花邑は、紀伊國屋書店出店と同時期に閉店してしまいましたが、その紀伊國屋書店も無くなってしまいました。
花邑の手芸部門は、 ホビーショップつきや として現在も営業しています。
オリムパスは、 オリムパス製絲株式会社 のことで、カメラのオリンパスとは無関係です。

物販コーナーです。
手頃な価格からありました。

ゾウのぬいぐるみは、

結構なお値段です。
手間がかかっていますからね。

自分で作るのも手です。
むしろ、そちらの方が楽しめると思います。
手軽な体験キットがありました。

こぎん糸も販売しています。

こちらは、カラフルなグラデーションこぎん糸です。

2月には、展示替えが行われるそうです。
その時、また行こうと思っています。
今度は、体験キットを手に入れて、こぎん刺しに挑戦してみるつもりです。

【楽天市場】 こぎん刺し用品
【Amazon】 真説じょんがら節 甦る津軽放浪藝の記憶
スポンサーサイト