乳穂ヶ滝氷祭 2020

毎年、2月の第3日曜日に開催されている、乳穂ヶ滝氷祭 (におがたきこおりまつり) です。
高さ33メートルある滝の凍り具合で、農作物の豊凶を占う神事です。
今年2020年は、2月16日に開催されました。



場所はこちら。
白神山地の麓、西目屋村 (にしめやむら) です。



今回はバイパス道路ではなく、岩木川沿いの道を使いました。



民家のすぐ横には、落差がある河岸段丘。
高い所が苦手なので、ちょっと怖いです。



乳穂ヶ滝を通り過ぎ、見返り坂の無料駐車場に着きました。
時刻は9時半、まだ空いています。
岩木山の頭は雲に隠れています。



気温は1度。
道路は乾いています。



350メートルほど歩くと、着きました。



乳穂ヶ滝入口です。



鳥居をくぐり、神域に入ります。



乳穂ヶ滝に祀られている、不動明王の倶利伽羅剣です。



滝は凍っているのでしょうか。



凍っていませんでした。



これほど氷が無いのは珍しいです。
滝口の右横に、ドラゴンクエストのモンスター、ブリザードの顔みたいな氷があるだけです。



乳穂ヶ滝が結氷すると、このような形になります。
こちらは、 2018年の様子 です。



陸奥の伝説という本によると、乳穂ヶ滝は、古くは「新穂が滝」と表記したようです。



滝壺で氷結した氷の塔が、稲穂を積み上げたような形になるので「新穂が滝」だそうです。
「世の中滝」という別名もあります。
「世の中」とは、その年の稲作のことで、「新穂が滝」が豊凶占いに使われたことからそう呼ばれたようです。



滝の裏を登り、参拝しましょう。



参道に滝のしぶきが凍りつき、かなり危険です。



手すりが用意されていますが、手すりにもしぶきが凍りついてツルツルでした。
万全の装備で訪れましょう。



祠は、滝の裏の洞窟にあります。



何とか無事に着きました。



微力ながら、世界中を悩ませている時疫が早く治まるように祈りました。
ただ、道は険しいかも知れません。



そろそろ祭が始まるようです。
賑わう前に帰ることにしました。



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