旧市浦村、五所川原市にある、もうひとつの岩木山神社、脇元岩木山神社 (わきもといわきやまじんじゃ) です。

場所はこちらです。
2021年4月27日快晴。
岩木山がある弘前市を出発。
つがる市の屏風山広域農道、通称メロンロードを北上しました。

じゅんさいが栽培されている、大堤ごしの岩木山です。

出来島海岸の「水平線に渡る橋」です。
※私が勝手にそう呼んでいます。

出来島海岸はとても景観の良い場所ですが、

大量の漂着ゴミで残念なことになっています。
これでは浜辺に下りる気になりませんね。
ちらっと目をやるだけで、暗い気持ちになってしまいます。

しかし、私が訪れたすぐ後、たったひとりでゴミを拾い始めた凄い方がいます。
@sayaka.kankan さんです。
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Instagram @sayaka.kankan☞
陸奥新報 出来島海岸で清掃活動「活動の輪広げ海洋ごみ一掃を」さやかさん、格好良いです。
協力者の方々も素晴らしいです。
7月11日には、ビーチクリーンイベントが予定されているようです。
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BLUE SHIP 出来島海岸ビーチクリーンPROJECTビーチヨガが楽しそうですね。
残念ながら私は参加できないので、せめてこの場で情報拡散に協力します。
行ける方はぜひ参加お願いします。
平滝沼公園の千本桜を通り抜けます。
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当ブログ記事 「平滝沼公園の千本桜」
亀ヶ岡石器時代遺跡です。

近々、世界文化遺産に登録される見込みです。
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北海道・北東北の縄文遺跡群
すぐ横にある、縄文遺跡案内所です。
土日祝日は、ボランティアガイドの方がいるそうです。

この遮光器土偶の正体は何なのでしょうね。

もうひとつ寄り道です。

十三湖と十三湖大橋です。

十三湖を過ぎるとすぐ、目的地が見えてきました。

右のピラミッドのような山。

靄山 (もややま) です。
あの山頂に、もうひとつの岩木山神社があります。

角度を変えると、ドーム型に見えます。
こんなに形の整った山は、滅多にないですね。

左の参道に行ってみます。

2017年度で閉校した、金木高校市浦分校です。

校庭では、グラウンドゴルフが行われていました。

参道は、校庭の真横です。

鳥居をくぐります。

案内板がありました。
靄山のモヤは、アイヌ語のモイワ (小さい神が住む処) が語源と記されています。
本当かなあ。
地名は何でもアイヌ語語源にされてしまいますね。
靄山を岩木山に見立て、お山参詣 (おやまさんけ) が行われているようです。
お山参詣とは、旧暦の8月1日に岩木山に集団登拝する神事です。
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東奥日報 あおもり110山 靄山 お山参詣脈々と続く
お山参詣登山囃子の唱文は次のような内容です。
懺悔懺悔 (サイギサイギ)
六根懺悔 (ドッコイサイギ)
御山八大 (オヤマサハツダイ)
金剛道者 (コウゴウドウサ)
一々礼拝 (イーツニナノハイ)
南無帰命頂礼 (ナムキンミョウチョウライ)
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岩木山観光協会 お山参詣について☞
YouTube 弘前市公式 お山参詣
こちらの唱文、慶應義塾大学の鈴木正崇さんの論文によると、神道化以前の鳥海山登拝の唱文と表記がまったく同じです。
読みが同じかどうかはわかりませんが。
鳥海山は、秋田県と山形県の県境にある山です。
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慶應義塾大学学術情報リポジトリ 山岳信仰の展開と変容 鳥海山の歴史民俗学的考察
お山参詣の唱文は、修験道によって登拝行事とともに持ち込まれたものでしょう。
「懺悔懺悔」で検索すると、各地の様々なバリエーションを確認できます。
元はこんな感じだったのを、唱えやすく変えていったのではないでしょうか。
懺悔懺悔
六根罪障
大峰八大金剛童子
一龍礼拝
南無帰命頂礼

参道は大変そうだったので、登山道を目指します。

左が靄山に登る道です。

だいぶショートカットできそうです。

左に曲がると登山道です。

道標もあります。

ここからは未舗装です。

私有林につき何があっても自己責任。
植物採取は全部禁止。
悪人入るべからず、と書かれています。
悪人じゃないかどうかは自信がありませんが、あとは大丈夫なので入山します。

60メートルほど登ったあたりで、車両通行止めになりました。

チェーンが張られています。

ここからは、徒歩です。

かなりの急勾配。
車両通行止めもやむなしです。

若葉の緑が美しい。

アジサイが咲き始めていました。

路面が荒れてきました。

路肩が崩落しています。

落ちたら助からないかも。

折り返しです。

なかなか山頂に着きませんね。

建物が見えてきました。

脇元岩木山神社、到着です。

車を降りてから、450メートルくらい登りました。
長かった。
日本海の絶景がご褒美です。

こちらは参道の終点です。
どっちが楽なんでしょうね。

無事登頂成功に感謝し、参拝しました。

南側。

日本海と十三湖の向こう、靄にかすむ岩木山が見えました。
岩木山までの距離は、直線で約48キロメートルです。
靄山の名前の由来は、靄にかすんで見える岩木山の代わりの山なので靄山、なのかも知れませんね。

下界に降りました。

輝く日本海です。

振り返ると、先ほどまで居た岩木山神社が見えました。

それでは、もうひとつの靄山に向かって帰ります。
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