御鈴大滝と石神神社
- 2021/09/24
- 20:58
青森市入内 (にゅうない) の山中にある、滝と神社です。

場所はこちら。
堤川水系の入内川上流です。
8月。
弘前市の予想最高気温が35度だった日。
涼を求め、家を逃げ出しました。
行き先は、御鈴 (みすず) 大滝。
「rakra x 青森縄文」というフリーマガジン内で、小牧野遺跡の近くにあると紹介されていました。
カーエアコンで命をつなぎ、窓越しの強烈な陽射しに汗ばみながら、入内に向かいます。
☞ rakra 悠久の時間 (とき) をたずねて「青森縄文」

津軽三十三観音の入内観音堂を通過。

入内の集落です。

集落を通り過ぎ、道なりに進みます。

石神神社の案内板がありました。
この案内に従います。
撮影のために車を降りると、数十匹のアブが襲ってきました。
大げさではなく、本当に数十匹です。
凄い羽音を立てながら体にまとわりついてきます。
車にバシバシ体当たり、逃げ込むドアの開け閉めで車内にも侵入してきます。
慌てて全身に虫除けスプレーを振りかけました。
山にお出かけの際は、虫除けスプレーを忘れずに。

石神神社まで約4km。
ここから未舗装路が始まります。

路面がそれほど荒れていないので、大丈夫でしょう。

入内川です。
川沿いの道を上流に進みます。

雨水の影響で路面がえぐれています。
ライン取りさえ間違わなければ、普通車でも問題なく通れると思います。

尾根に出ました。
まだまだ先のようです。

集落からかなり来ています。
間にあるのは山だけ。
本当にこの先に神社があるのでしょうか。

左に鳥居を発見。

二十六夜大神と書かれています。

覗いてみましょう。

奇岩が祀られているようです。

穴には水が溜まっていました。

この先100メートルくらいの区間は急勾配が続き、路面状態も非常に悪いです。
底付き、スリップに注意です。

右に鳥居があります。

ここが御鈴大滝のようです。

目的地に到着です。
御鈴大滝、御鈴滝、どちらが正しい名前なのでしょうね。

滝に向かって出発です。
もちろん、ここにも凄い数のアブがいました。
虫除けスプレーの効果は絶大です。

祠に何か祀られているようです。

開けてみると、木製のヘビです。
あまりうれしくないものでした。

石仏があります。
迦楼羅炎が無いので文殊菩薩にも見えますが、

お不動様のようです。
何者かにかじられてますね。

こちらの祠群は空っぽでした。

滝に下りる階段です。

滝までは100メートルくらいでしょうか。
あまり歩かないで済むのは助かります。

見えてきました。

御鈴大滝です。

落差は15メートルあるそうです。

滝壺はそれほど深くないです。
ネットで検索した情報によると、上流にある石神神社の指導の下、滝行が出来るようです。

水しぶきは浴びますが、岩に触れることも可能です。

ここまで近づくと、かなり涼しいです。
周囲より気温が10度くらい低く感じます。

真横から見ると、大迫力です。

滝の下流です。
水量は多くないです。

涼しいひとときを過ごせました。
紅葉の時期は、きれいでしょうね。

祭壇に日本酒が供えられていました。

国常立之大瀧大神と彫られています。
これは石神神社が建てたのでしょうか

それでは、上流にある石神神社を目指します。

道路上から、御鈴大滝の滝口が見えました。
木が引っかかっていますが、滝行の最中に流れ落ちたら大変なことになりますね。

滝から神社までの路面は良好です。

あっという間に、石神神社に到着です。

社務所です。

社務所前の入内川です。
あの滝になるとは思えない、小さな沢です。

石神神社縁起です。
現在のような形になったのは、明治後期のようですね。

石神神社八百萬之大神参拝道略図です。
1番高い所に赤倉大神。
岩木大神の名前もあります。
赤倉霊場の影響を受けているのでしょうか。

神に見立てられているのは、奇岩のようです。
すべての奇岩を巡るのは、かなりの覚悟が必要でしょう。

本堂に進みます。

狛犬は、パーマネントきつめでした。

石段もきついです。

汗だくになりながら、何とか登頂成功です。

扁額には、石神大神の文字。

無事来られたことに感謝して、参拝しました。

ご神体の石神様に向かいます。
木の根が凄いことになっています。

ありました。

石神様です。
大石様とも呼ばれていたようです。

清水が湧き出ていると縁起に記されていましたが、日のこちらには水がありません。

月のこちらには、水がありました。
ここに湧く清水は、真冬でも凍らなかったそうです。
ネット情報によると、現在清水は涸れてしまい、石神神社の方が水を補充しているそうです。

国芳の骸骨のようにも見えますね。
☞ 東京富士美術館 歌川国芳 相馬の古内裏

「この場所では方位磁針が狂う」という情報があったので、方位磁針を持ってきたんですが、移動しても針に変化は無く、よくわかりませんでした。

滝と奇岩、見応えありました。
路面状態が悪いため、気軽に行ける場所ではありませんが、一見の価値ありです。
訪れる際は、アブと熊への対策を忘れずに。

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