紅葉の観楓台と瞰湖台、そして奥入瀬渓流起点
- 2021/11/13
- 02:15
黒石市の中野もみじ山を経由して、十和田湖に向かいました。

今回の目的地は、子ノ口 (ねのくち) にある十和田湖と奥入瀬渓流の境界、子ノ口制水門です。
十和田湖は降水確率90パーセントの雨予報ですが、まあ何とかなるでしょう。
できればオートバイで行きたかったのですが、早々に諦めて四輪にしました。
まずは紅葉の名所、中野もみじ山です。
弘前から国道102号線を使って十和田湖方面に向かい、国道394号線に左折します。
無料の駐車場、国道394号やすらぎの駐車帯に駐車しました。

今年はライトアップが行われなかったようです。

国道を渡り、歩道を進みます。

里の紅葉は色あせ始め、山の紅葉は終盤です。
津軽の短い秋を惜しむ人々が、静かに足を運んでいました。

中野もみじ山です。

来るのが少し遅かったようです。
大部分の葉が落ちています。

中野神社に渡るあの橋の向こうには、撮影スポットの不動の滝があります。

中野神社の横にある長い上り坂の先には、観楓台 (かんぷうだい) という絶景の広場があります。
ぜひ行きたいのですが、これから十和田湖に向かうのであまり歩きたくないんですよねえ。

楽をするためなら手間を惜しみません。
観楓台に車で向かうことにしました。

いきなり凄い道です。
危険なので、詳しい場所は伏せます。
私の真似は、しない方が良いですよ。

中野川を渡ります。

橋からの眺めです。
この下流に、中野もみじ山があります

りんご園の横を進みます。

ただの農道かと思いきや、ふるさと自然の道というウォーキングコースでもあるようです。

分かれ道を右へ。

対向車が来たらどうしましょう。

左にカーブする道は大抵の地図に載っていますが、直進の道はほとんどの地図にありません。
直進します。

道に、ふかふかの落ち葉が降り積もっています。

タイヤの跡もありません。

右手に吊り橋が見えました。

観楓台入口、到着です。

そして、観楓台です。

心が落ち着く、良い場所です。
わずかに赤が残っていました。

東屋です。

枝が少し邪魔ですね。
せめて、展望台のような所だけでも伐採していただきたいです。

吊り橋は、ラティスで塞がれていました。

老朽化で危険なのでしょう。
渡った先には何もありませんし、特に景色も良くないのですが、少し残念です。

国道102号線に戻り、道の駅虹の湖に来ました。
レストハウスは閉まっていました。
※他の施設も11月7日で今年度の営業を終えたようです。
☞ 道の駅虹の湖 公式サイト

向こうから近づく雲は、雨雲でしょうか。

雨粒がこぼれ出しました。
津軽弁では、雨の降り始めを「雨がこぼれる」と表現します。
詩的で美しい表現だと思うのですが、いかがでしょうか。

にわか雨だったようです。
浅瀬石川の美しい流れの横を進みます。

現在は封鎖されている滝ノ沢展望台の辺りで大雨が降り出しました。
峠道を抜けて湖畔まで下りたのですが、写真どころではありません。

いつも休憩する和井内休憩所は、工事中で停まれませんでした。
小降りになったので、道ばたに車を停め、傘を差して撮影します。
この湖畔の道を進み、十和田湖を反時計回りに一周します。

かすかに青空が見えます。
雨止まないかなあ。

乙女の像や十和田神社、飲食店等がある休屋 (やすみや) を通り過ぎました。
☞ 一般社団法人 十和田湖国立公園協会 休屋周辺
宇樽部トンネルの手前、とわだこ山荘とひめます山荘の所にある丁字路を左折して瞰湖台 (かんこだい) という展望台に向かいます。
バイパス道路が出来てからは訪れる人が減ってしまった瞰湖台ですが、十和田湖屈指の素晴らしい眺望を堪能できるおすすめの場所です。

難点は、勾配が急で細く曲がりくねった峠道です。
さらに、積もった落ち葉で路面はダートのようにスリッピーです。

瞰湖台に着きました。
ちょうど雨も止んだようです。
駐車場は無いので、少し広くなった路上に車を駐めます。

相変わらず、苔が美しいです。
手すりとしての役目は果たせませんが、許しましょう。

瞰湖台の場所は、こちらです。
滝ノ沢から来たので、十和田湖を約半周しました。

お待ちかね、眺望を楽しみましょう。

瞰湖台からの眺めです。
目の前にある中湖は、十和田湖で一番水深が深い場所です。
水深は約326.8メートル。 十和田湖は日本で三番目に深い湖沼です。

ここから見る中山半島は、まるで龍のようです。

遊覧船が小さなボートのように見えます。
陽が当たっているのは、御鼻部山 (おはなべやま) の秋田側です。
御鼻部山山頂は、青森県と秋田県の県境になっています。
右の御倉半島の向こうに、これから向かう子の口があります。

瞰湖台の床がだいぶ痛んでいます。
滝ノ沢展望台のように封鎖とならないように整備していただきたいです。
素晴らしい眺望あってこその十和田湖。
核となるそれを蔑ろにしてしまうと、いくらイベントに力を入れても集客は望めないと思いますよ。

空が明るくなってきました。

子の口に到着です。

瞰湖台から見た遊覧船も到着していました。

青空が覗きます。

天使の階段も現れました。

奥入瀬渓流は、子ノ口から始まります。
案内図がありました。

あの橋の向こう、

奥入瀬川の始まりです。

橋の名前は、子ノ口橋です。

子ノ口橋から見た、奥入瀬川です。

子ノ口橋の横が、奥入瀬歩道の入口です。

名所の写真入りの案内板がありました。
この画像だけサイズを大きくしています。
詳しくご覧になりたい方は、この画像をダウンロードしてご利用ください。

子の口制水門が見えました。

近づきましょう。
奥入瀬渓流の紅葉も、終わりですね。

十和田湖から約300メートル、子の口制水門、到着です。

子の口制水門は、十和田湖から奥入瀬渓流に流れ出る水量を調整するために、昭和14年に作られた施設です。
日中は観光放流のために水門が開けられていますが、夜間や冬期は閉じられているようです。
十和田湖の水を利用するための施設は、発電と灌漑のために昭和18年から稼働した青ブナ取水口もありますが、そちらは関係者以外立ち入り禁止になっています。
☞ 一般社団法人 十和田湖国立公園協会 奥入瀬渓流~子ノ口
☞ 八戸工業大学 あおもりの水を愛する会 水木靖彦氏 『奥入瀬渓流の「風致上必要な放流量」はどのように決められたのか』

水門の上の建物は、それほど古くないように見えます。

下流側です。

子の口制水門と奥入瀬渓流の境界です。

ここから奥入瀬渓流が始まります。

十和田湖に戻ります。
奥入瀬川から見る子ノ口橋です。

子ノ口橋の向こうには、十和田湖。

子ノ口橋から臨む、銀箔のように輝く十和田湖。
十和田湖は、いつ訪れても、実に美しいです。

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