笹舘農村公園
- 2022/06/08
- 23:31
岩木山を望む、静かな農村公園です。

笹舘 (ささだて) 集落は、廻堰 (まわりぜき) 大溜池と砂沢 (すなざわ) 溜池に挟まれた場所にあります。
砂沢溜池では、砂沢式土器と約2300年前の水田跡が発掘されています。
☞ 弘前市公式サイト 砂沢遺跡出土品
Googleマップに記載されている砂沢遺跡の場所は正確ではありません。
正しい場所はこちらです。
☞ 奈良文化財研究所 文化財総覧WebGIS 砂沢遺跡
☞ 奈良文化財研究所 全国遺跡報告総覧 砂沢遺跡発掘調査報告書 図版編
5月18日。
廻堰大溜池からの帰り道、笹舘集落を通りました。

ポータブルナビの地図に、山神様と記されてる場所を発見、寄り道する事にしました。
山神様が祀られているのは、左の山の上のようです。

すぐ横に、農村公園がありました。
ひと気はなく、とても静かです。
こちらに駐車します。

藤の花が咲いています。
展望台があります。
行ってみましょう。

親水池は涸れていました。

伸びた雑草に、最近人が通った形跡が残っていました。
私以外にも物好きがいたようです。

展望台からの眺めです。

りんご園越しの岩木山です。
春の花、秋の実の時期は、より見応えがあるでしょう。

展望台から見下ろした農村公園です。
左に見える建物は、保育所のようです。

笹舘保育所です。
近づいても、子供たちの声は聞こえません。

調べると、令和2年3月31日で閉所されたようです。
雑草が生い茂った、ひと気のない保育所。
これほど寂しい景色が他にあるでしょうか。

すでに壁にはネズミが巣くっていました。
近くにある三和小学校も、令和3年3月31日で閉校になってしまったようです。
20年後、30年後にこの集落は存続できているのでしょうか。
ひょっとして、人口減少で日本は滅んでしまうのでしょうか。
回帰不能点は、もう目の前なのかも知れません。

山神様はどこでしょうか。

鳥居がありました。

色がはげて傾いた鳥居です。

階段代わりに置かれたであろうブロックは、土砂に流されて意味を失っています。
まるで、訪れた人間を拒んでいるかのようです。

気にせず進みます。
悪路でも、それが道であるのなら誰かが通ったはずです。
道があるだけまし、藪の中を進むより遙かにましです。

あっけなく登り切りました。

こちらにも、色がはげて傾いた鳥居です。

この石が、山神様のご神体のようです。
位置と方角を見ると、この山は岩木山の代わりに登拝されていた山なのかも知れませんね。

石の上には、鏡餅が供えられていました。

参拝する人がいるのなら、ここにはまだ神がいるのでしょう。
それが少しでも長く続くことを祈ります。

砂沢溜池を眺めてから帰宅しました。

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