2022年8月 大雨の爪痕
- 2022/08/16
- 00:14
8月1日から3日の大雨、それを上回る8月9日から12日までの大雨によって、各地で甚大が被害が出ています。
被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
何か記録を残さなければと思い、記事を書きました。
記事を執筆している8月15日現在も、弘前市では大雨が降っています。

鰺ヶ沢町では、中村川の氾濫により、400棟以上の建物が浸水したそうです。
新型コロナの影響で1年延期されていた、4年に1度行われている白八幡宮大祭も中止になりました。
私は最終日の16日に伺う予定でした。
前回観覧できなかった、チャンチャレンコ、夜神楽、海上渡御を楽しみにしていましたが、残念です。
次回の開催を心待ちにしております。
8月14日の岩木川の様子です。

弘前市青女子 (ひろさきしあおなご) と板柳町 (いたやなぎまち) を結ぶ、幡龍橋 (ばんりゅうばし) です。

橋の下のりんご園では、木についた泥を落とす復旧作業の最中でした。

離れて見ただけで、被害の深刻さがわかります。

茶色くなっている所が冠水した場所です。

泥水を被ったりんごは、すべて腐ってしまいます。

枝に、流されてきたであろうビニールが絡まっていました。
あの高さを超える所まで水が上がったのでしょう。

りんごの木の根元には、流されてきた木々が引っかかっていました。

橋の反対側です。
ぶどうも泥水を被っています。

りんご園の地面は、草の緑色で覆われているはずですが、

奥を流れている、川の泥水と同じ色になってしまっています。

岩木川が、アマゾンの熱帯雨林の川を思わせる景色に変わってしまいました。
今後は、この気象が当たり前になってしまうのでしょうか。

雨が止んでかなり経っていますが、まだ枝が流れています。

こちらは、8月9日の岩木川、弘前市紙漉沢 (かみすきさわ) の地形橋の様子です。

この辺りは、昔から何度も氾濫の被害に遭っているようです。
すぐ上流にある、如来瀬 (にょらいせ) の杭止 (くいと) 神社には、文明4年 (1472年) に、川の氾濫を治めるために人柱を立てたという伝承があります。

恐ろしいほどに水位が上がっています。

杭止神社は、あの長慶橋の向こうにあります。

木が何本も流されてきます。

次から次へと、切がありません。

下流側です。

今にも水が溢れそうです。

この辺りでは、津軽ダムが出来てからは、越水の被害は起こっていないようです。
今回は大丈夫だったのでしょうか。

越水はしていませんが、雨水が溜まり、りんご園は池のようになっていました。
摘果されたりんごが水に浮かんでいました。

近くの民家の様子です。
庭を流れてきた雨水が、滝のようになって道路を川に変えていました。

弘前藩の石切場だった、如来瀬神明宮です。

参道が川になっています。

山から流れ落ちる、小さな沢が溢れているようです。
ニュースでは取り上げられない、このような被害が、至る所で起きているのでしょう。

幡龍橋に戻ります。
板柳町に渡りました。

板柳町の岩木川河川公園にも、冠水した痕跡がありました。

様々なゴミが流れ着いています。

板柳町の岩木川河川公園から望む、岩木山です。

下流側の景色です。
報道で流れている被害は、ほんの一部でしかありません。

これ以上被害が広がらないように、祈ります。

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