イチョウの大木がある、つがる市木造 (きづくり) の銀杏ヶ丘公園です。

場所はこちらです。
11月8日。
時折雨がこぼれる不安定な天気の中、津軽中部広域農道、通称やまなみロードを北上して木造に向かいました。

鬼沢 (おにざわ) で通行止めになっていました。
8月の豪雨によって道路が崩落、その工事がまだ終わっていないようです。
この農道は、弘前から西海岸鰺ヶ沢に向かうバイパス道路としても使われています。
早く直して頂きたいです。
迂回路の案内どおりに右折すると、鬼沢集落があります。

左折して、奈良寛 (ならかん) ため池に寄り道しました。
このため池は、鬼楢 (おになら) ダムと表記されることもありますが、堤高が15mに満たないため、厳密にはダムの基準を満たしていないようです。

ため池に映る岩木山と紅葉を期待していたのですが、掻い掘り中で水がありませんでした。

紅葉は最高の状態なのに、残念です。
奥にうっすらと見える山が岩木山です。

鬼伝説が残る、鬼沢集落に来ました。

鬼 (き) 神社に寄り道します。

扁額の鬼の字には、角がありません。
これには、深い意味があるようです。
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当ブログ記事「鬼沢 (オニザワ) の鬼伝説」
鬼神社由緒です。

毎年旧暦の元旦に行われている、ハダカ参りの水垢離は、この鳥居の下で行われます。
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当ブログ記事「鬼沢のハダカ参り 2018」
拝殿には、鉄製の農具が祀られています。

これは、鬼沢の地名の由来に関係しています。
昔、農民弥十郎がアソベの森 (岩木山) 赤倉沢のオオヒト (鬼) と山で出会い、相撲を取って遊んだ。
田が水不足だと聞いたオオヒトは、作業を覗かない約束で夜に紛れて堰を作り始める。
しかし弥十郎の妻が覗き見てしまったため、オオヒトは鍬と蓑笠を置いて姿を消す。
一夜で作られたその堰は、逆堰 (さかさせき) 又は鬼神堰 (きしんせき) と呼ばれた。
弥十郎は鍬と蓑笠を神社に祀り、潤ったその土地、長根派 (ながねだち) は鬼沢と呼ばれるようになった。
一見、村人と鬼とのハートウォーミングストーリーのように感じるでしょうが、この物語を鬼側の視点から見ると印象はがらりと変わってしまいます。
失意のままこの土地から去ったであろう鬼呼ばわりされた人たちは、何処へ消えてしまったのでしょうね。
子連れの狛犬がいました。

魚屋さんが奉納したという、狛魚です。

躍動感のある曲線で構成されています。

前から気になっていた、鶴田町のかがやホルモンに寄り道しました。
生の豚ミックスホルモンを購入。
帰宅後が楽しみます。

銀杏ヶ丘公園に到着です。
隣接する、つがる市木造中央公民館跡地の駐車場に車を駐めました。
在りし日の中央公民館の姿は、Googleストリートビューで見ることができます。
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Googleストリートビュー
到着と同時に晴れ間がのぞき始めました。

それでは、公園内に入ります。

紅葉は見頃です。

桜紅葉が鮮やかです。

立派な藤棚がありました。

案内板です。
この公園付近は、代官所だったようです。

石碑が3つ並んでいます。
すべて木造出身の方の碑です。

左から。
マンドリン奏者の松木静四郎さんの碑です。

作曲家、上原賢六さんの碑です。
石原裕次郎さんの「赤いハンカチ」「錆びたナイフ」はわたしでも知っている名曲です。

上原賢六さんの実兄、作曲家の上原げんとさんの碑です。
美空ひばりさんの代表曲「港町十三番地」を作曲された方です。
木造、凄いですね。

銀杏ヶ丘公園のイチョウの大木は、あれですね。

つがる市指定文化財「公孫樹」です。
ぎんなんを拾っている方がいました。
ぎんなんがあるということは、この木は雌木です。

黄色い絨毯ができていました。

案内板です。
樹齢は330年以上。
津軽の名君、津軽信政が自ら手植えしたようです。
17年前の時点で、樹高は25mあったようです。

幹周7m。
中々の迫力です。
垂木の杭は、片づけた方が良いのではと思いました。

うろに発泡ウレタンが充填されていました。

よく見ると、枝が所々切られています。
満身創痍なのでしょうか。

落葉がこんなに進んでいるのに、枝にはまだたくさんの葉が残っています。

この木は、まだまだ生きますね。

つがる市木造の「公孫樹」、見応えありました。
今年から、ライトアップも行われているようです。

こちらが、かがやホルモンで買った、豚ミックスホルモンみそ味です。
他に醤油味と塩味がありましたが、定番と書かれていたみそ味にしました。
つけだれは、スタミナ源たれの辛味屋を更にコク深くした感じです。

税込み500円でした。
400gくらいあるようです。

これ、美味いです、とんでもなく。
主張しすぎない絶妙な味付けが、丁寧に処理された素材の良さを引き出しています。
わたしの好みランキングでは、平川市の水木精肉店、板柳町の大昇ホルモンと並びました。
次は塩味に挑戦しようと思います。

目をやった庭の片隅に、ノゲシの花が咲いていました。
立冬をすぎても力強く咲くその美しさに、しばし見とれました。

あと少しで、雪が降り始めます。
この花や虫たちの美しさは、何処へ消えていくのでしょうか。
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