藤崎町白鳥ふれあい広場 2023
- 2023/01/12
- 01:46
今冬も白鳥とふれあってきました。

場所はこちら、岩木川支流、平川の河川敷です。
奥に見える山は、岩木山です。
白鳥は、今年も飛来しているのでしょうか。

いました。

オオハクチョウの群れです。

ざっと数えると、60羽ほどいました。
昔と比べると、だいぶ減りました。

こちらは、オナガガモです。
昨年も少なかったのですが、一昨年と比べると半分くらいしかいませんでした。

10年以上前から、「この場所での餌やりは控えてください」という案内板が立てられています。
鳥インフルエンザ対策のためです。
それ以前は、隣接する白鳥観察施設こーやまるくんで、白鳥用のエサとしてパンの耳が販売されていました。

白鳥への餌やりは、自治体によって対応がまちまちです。
新潟県のある市では、現在も白鳥の餌の寄付を募っています。
それが正しいかどうかは、見解がわかれるでしょう。

国の見解はどうなのでしょうか。
環境省の「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に詳しく書かれています。
☞ 環境省 「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」
オオハクチョウ、コハクチョウは、早期発見を目的とする検査優先種 1に指定されています。
[II.1. 通常時の全国での対応(対応レベル1)] では、安易な餌付けの防止が推奨されています。
現在までの発生事例は、 [IV. 高病原性鳥インフルエンザウイルスと野鳥について(情報編)]をご覧ください。
書かれていることを要約すると、「発生を完全に防ぐ方法は無い。野鳥に餌をやるな。近づくな。」です。
餌やりを止めて群れが分散すると、確かに感染する確率は減るでしょう。
どれくらい効果があるのかは誰にもわかりません。
確かなのは、ここに白鳥が飛来しなくなっても、鳥インフルエンザは無くなりません。
雪の降る前、白鳥が水田の籾を食べている姿をよく見かけました。
間接的に、白鳥は人間から餌を得ています。
人間と白鳥は、古来より共生しているのです。
それが、バランスの取れた、現在の自然の姿です。
自然は、人間にはコントロール出来ません。
白鳥がいなくなった白鳥ふれあい広場。
白鳥が飛来する餌やり場。
どちらの未来を選択するべきなのでしょうか。
個人の裁量に任せ、静かに事態の推移を見守る、それが一番無難なのかも知れません。
やがて自然がバランスを取ってくれるでしょう。
お腹が空いている鳥たち。
おやつに持ってきた食パンは、見られないようにしてください。
横取りされますよ。

来年も白鳥たちに会えますように。

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