旧車力 (しゃりき) 村の稲荷神社です。

場所はこちらです。
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高山稲荷神社 公式サイト2022年4月下旬。
屏風山広域農道、通称メロンロードを北上して高山 (たかやま) 稲荷神社に向かいました。
メロンロード沿いにある、平滝沼 (ひらたきぬま) 公園の桜が見事でした。
平滝沼公園は、世界遺産亀ヶ岡石器時代遺跡の近くにあり、約1200本の桜が植えられています。

平滝沼公園から約8km、県道228号線との信号交差点を左折すると、高山稲荷の大鳥居が見えてきました。
ちなみに、そのままメロンロードを10kmほど北上すると、津軽安藤氏の本拠地だったと云われている十三湖があります。

高山稲荷に来るのは、8年ぶりです。
この日も参拝客で賑わっていました。

参拝時間が決められています。
神社は信仰の場です。
肝試しには使わないでください。

由緒です。
赤穂藩浅野内匠頭が祀っていた、稲荷大神が遷座されたと伝えられているようです。

青森県内には、他にも忠臣蔵関連のものがあります。
板柳町の海童神社に、「赤穂ゆかりの御神輿」が奉納されています。
浅野家が注文して作らせた神輿が、殿中刃傷事件のため引き取られず、板柳町の商人の手に渡ったそうです。
赤穂浪士の討ち入り後、真っ先に吉良邸に駆けつけたのは、黒石藩主津軽政兕 (まさたけ) だったそうですから、因縁浅からずですね。
ちなみに、津軽政兕は、日本最古の釣り指南書「何羨録 (かせんろく) 」の作者です。
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国立研究開発法人 水産研究・教育機構 図書資料デジタルアーカイブ 「何羨録」境内案内図です。
今回も前回と同じく、千本鳥居の先にある不可思議な場所が目的地です。
そこには、何らかの理由で御霊返しされた白狐たちが、無数に安置されています。

案内図の下。
展望台があるようです。
後で行ってみましょう。

まずは、拝殿に向かいます。

きつい階段です。

登りきると、白狐が迎えてくれます。

頬被りに、どこか生々しさを感じます。

参拝しました。

千本鳥居に向かいます。

こちらが、千本鳥居です。

木製から塩ビ製への改築が進められているようです。

近くで見ると、木製よりは明らかに質感が劣りますが、変ではないです。
風情とメンテナンス労力、むつかしい天秤ですね。

千本鳥居という名前ですが、実際は200本ちょっとです。
インフルエンサーっぽい女性2人が熱心に作品を撮影していたので、数えるのは諦めました。

まるで、朱い龍のようです。
創世記のように、わたしに知恵を授けてくれると良いのですが。

千本鳥居の先でわたしを待っていたのは、無数の白狐たちです。

お久しぶりです。

8年前に来た時は、隙間なく並んでいたのですが、明らかに数が減っています。

風雨に晒され、朽ち果ててしまったのでしょうか。

こちらの白狐は、風雨を凌ぐため、パーカーのフードを被っていました。

稲荷神の原型、荼枳尼天 (だきにてん) です。
日本で古来神聖視されていた狐、その狐が稲荷神の使いとなった姿が白狐です。

こちらは風化して何だかわかりませんね。
スターウォーズのハン・ソロ像かも知れません。

狛猫です。

マスク、キャットフード、御神酒、お賽銭。
猫は人気がありますね。

白狐たちへの供物はわずか。
少し寂しそうでした。

こちらにも猫がいました。
訪れたら探してみてください。

あの建物の向こうに、たくさんの祠が安置されていたはずです。

立ち入り禁止になっていました。

この白狐たちの様子からすると、見てはいけない状態になってしまったのかも知れません。

前回の記事では、この場所を「狐の墓場」と呼びましたが、それは間違いでした。
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当ブログ記事「高山稲荷神社 狐の墓場」
ここは、役目を終えた狐たちの終の住処、楽園です。
訪れた際は、静かに彼らをねぎらってください。

展望台に来ました。

この場所には、チェスボロー号遭難者慰霊碑があります。
瀕死の遭難者を肌で暖めて蘇生させた工藤はんさん、正に天使です。

残念ながら、バリアフリーではありません。

十字架があります。

こちらの十字架が、慰霊碑です。

亡くなった19名の名簿です。

走る村人のモニュメントです。

県庁に遭難を報告するため、64kmの道のりを走ったそうです。
とても真似できません。
今のわたしだったら、たぶん3日くらいかかります。

荒波に消えた人たちも
生き残った人たちも
そして
その人たちのために
最善をつくした人たちも
もう誰もいない
今日もただ
鴎の声と波の音だけが
昔を偲ばせている

展望台に上ります。

海は、淡く霞んでいました。
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